世界には様々な社会問題が溢れています。
社会問題解決の取り組みが加速しており、キャリアとして社会問題解決に取り組む「ソーシャルキャリア」を歩む方々が増えてきています。

本記事では、4つのソーシャルキャリアの種類と歩み方について、ご紹介いたします。

1. はじめに

ソーシャルキャリアとは、社会問題解決に取り組む企業や団体で働くキャリアを意味しています。
ソーシャルキャリアにかかわらずどんなキャリアも、自分が「将来何をしたいか」「どんな生活をしたいか」ということを明確にする必要があります。自分の価値観や今までの経験を整理して「自己理解」を行い、実現したい社会やなりたい姿(ロールモデル)を整理して「将来像の設定」を行いましょう。その上で、必要スキルを身につけて、将来像を実現します。
今回はソーシャルキャリアを目指す学生が、「将来像の設定」「必要スキルの習得」を整理できるよう4つのソーシャルキャリアをご紹介いたします。

2. 国際機関

国際機関とは、公的な協定に基づいて設立され,複数の国家の国民を構成員とし,国際的に活動をなう組織のことを指します。 国際機関では、専門的知識や技術を活かして各機関で実施するプログラムに直接携わる業務、またそのサポート業務を担当する「専門職」、各国際機関の本部やフィールドにおいて、専門職の指示の下、一般事務を担当する「事務職」があります。

日本人が活躍する国際機関

・国際連合(UN)
・国連開発計画(UNDP)
・国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)
・国連児童基金(UNICEF)など

国際機関に就職する方法

外務省 国際機関人事センターより空席公募またはJPO派遣制度などを利用して、応募することができます。
国際機関の空席公募はこちら

一般的に必要な知識やスキル

・学位:応募するポストと関連する分野での修士号以上の学位があること
・専門性:応募するポストと関連する分野での勤務経験があること
・語学力:ビジネスレベルの英語力など

JPO(Junior Professional Officer)派遣制度

各国政府の費用負担を条件に国際機関が若手人材を受け入れる制度で、外務省では本制度を通じて、35歳以下の若手の日本人に対し、原則2年間国際機関で勤務経験を積む機会を提供しています。
JPO派遣制度はこちら

JPO派遣制度の条件

・年齢35歳以下
・大学院修士号
・2年以上の職歴
・ビジネスレベルの英語力
・国際機関で働く意志
・日本国籍

ソーシャルキャリア

JPO派遣制度を利用するとしても、大学院修士号・ビジネスレベルの英語力は必ず必要になります。また国際機関でできるインターンシップやボランティアもあるので、実際に活動に参加をした上で将来のキャリアとして考えてみることをおすすめします。
国際機関におけるインターンシップ・ボランティアは、こちら

3. NGO/NPO

NGO/NPOとは、営利を目的とせずに、課題を解決したり、よりよい社会をつくる活動を行う団体のことを指します。NGOは、NPO法人や公益を目的として事業を行う公益法人、また任意団体を指します。またNPOは、一定の要件を満たし国から認定を受けたNPO法人や任意団体を指します。NGOの中でも、様々な法人格を持つ団体があり、その中の一つがNPO法人になります。

日本の有名なNGO/NPO

・日本赤十字社
・WWFジャパン(世界自然保護基金ジャパン)
・特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン
・認定特定非営利活動法人カタリバなど

NGO/NPOに就職する方法

資金源が限られ人材教育に投資が難しいので、新卒採用をしている団体は少ないです。ただし、学生時代からNGO/NPOのインターンを経験し、そのままNGO/NPOに新卒で就職できる場合もあります。

一般的に必要な知識やスキル

・社会問題解決に対する意識
・プロジェクト管理能力
・基本的なPCスキル
・SNS運用やライティングスキルなど

ソーシャルキャリア

NGO/NPOの学生インターンに参加して、将来のキャリアのイメージを持ってみましょう。NGO/NPOでは、クラウドファンディングなど寄付を募る機会も多いので、特にSNS運用やライティングスキルを求めれる傾向があります。

4. 社会的企業

国内外の社会問題をビジネスによって解決する企業を指します。また、その事業を社会的事業(ソーシャルビジネス)と呼びます。収益の確保と社会問題解決を両立させ、社会を豊かにすることを目指しています。

日本の有名な社会的企業

・株式会社ボーダレスジャパン
・株式会社マザーハウス
・株式会社ユーグレナ
・五常・アンド・カンパニー株式会社など

社会的企業に就職する方法

新卒採用をしている社会的企業もあるので、企業の求人を確認したり、求人がない場合でも一度問い合わせてみてください。また、イベントに参加してみて会社の雰囲気を感じたり、働いている人と話すこともおすすめです。

一般的に必要な知識やスキル

・会社理念の共感
・基本的なPCスキル
・社会人基礎力など

ソーシャルキャリア

新規事業立案など実践的な業務に関心のある学生は多いですが、新卒はまず研修を受けたり、事務や接客など現場経験を積むことが多く、いきなり新規事業立案を行うことは少ないです。社内でのキャリアパスや具体的な業務内容が自分に合っているのかを見極めることが大切です。

5. 社会起業家

自ら国内外の社会問題をビジネスによって解決する事業を立ち上げる起業家のことを指します。社会的企業と比べて、従業員規模が少数であるため、社長との距離が近かったり、社会課題の現場に近くで関われることが多いです。

社会起業家のインタビュー

アパレルブランド”banesh” 代表取締役 飯塚はる香さん

「生産国に行くため、キャリアを戦略的に設計した」バングラデシュ発アパレルブランド”banesh”を立ち上げた飯塚はる香さんにインタビュー

ソーシャルマッチ株式会社 代表取締役 原畑実央さん

「誰もが笑顔で暮らせる世界にするため、社会問題を解決する」するソーシャルマッチ株式会社 代表取締役 原畑実央さんにインタビュー

ソーシャルキャリア

社会起業家としてのソーシャルキャリアの歩み方は人それぞれです。学生時代から社会問題解決に取り組んでいたり、実際に現地に訪れたことをきっかけで、熱い思いを持って起業されている方々が多いです。「社会起業家へのキャリアステップが浮かばない」という方は、ぜひ社会起業家の方々のインタビュー記事を読んでみてください。

6. インターンシップ紹介

SDGsインターンシップ

ソーシャルスタディでは、ソーシャルビジネスを実践できるオンラインSDGsインターンシップを開催いたします。
環境問題解決に取り組むインドネシア人の社会起業家のもとで、環境に配慮された商品を企画し、社会起業家に提案をしていただきます。

社会起業家のジェシカ氏は、インドネシアの環境問題解決につながる生活雑貨をインドネシア国内で製作・販売されています。環境問題解決につながる生活雑貨の普及を通じて、一人一人が持続可能な社会の実現に向け、行動を起こす機会を提供しています。繰り返し使えるラップやスナックポーチなど、プラスチックゴミの廃棄を減らせるような多種多様な生活雑貨を作っています。当日は、ジェシカ氏に直接、環境問題について話を聞いたり、実際に企画提案をするのでソーシャルビジネスを実践していただくことができます
ジェシカ氏のインターンシップの詳細はこちら

7.まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
様々なソーシャルキャリアがあるからこそ、学生時代の早いうちに色んなキャリアを経験することで、本当に自分にあったキャリアを見つけることができると思います。
キャリアを実践できるインターンシップを活用していただき、皆さんのキャリアの選択肢を広げていただけたら嬉しいです。

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