未来の参加者へ届けたい。
~私がSDGsインターンシップで学んだこと~
はじめに
初めまして!玉川大学3年生の鎌田侑希子です。
私は2026年春の「フェアトレードコーヒー×販売アイディア」に参加しました。
ペルソナ:これからカンボジアSDGsインターンシップに参加する皆さんへ
最初に「ペルソナ」と書きましたが、皆さんはこの言葉の意味を知っていますか?
「ペルソナ」とは、商品やサービスを利用する典型的な顧客像を、具体的に描いた架空の人物モデル のことです。
そして、この文章で私が設定しているペルソナは、まさに
“これからカンボジアSDGsインターンシップに参加しようか迷っている皆さん”
です。
私自身がインターンで学んだことや感じたことを、そんな皆さんの背中を押す材料の一つにしてほ しいと思い、この文章を書いています。
私が参加したのは、コーヒーをテーマにしたフェアトレードインターンシップです。内容を簡単に言うと、「まだ低所得者が多いカンボジアで、コーヒーの販売量を増やすための販売方法 を考え、提案する」というものです。
そして、このプロジェクトの中で特に印象に残った学びの一つが「ペルソナ」という考え方でした。
グループごとに“誰に届けたいのか”という人物像を設定し、その人の生活や価値観を想像しながらアイデアを考えていきます。
この言葉を冒頭で紹介したのは、インターンを通して私が強く意識するようになったキーワードだからです。
ここでは、
1.私がなぜこのインターンに参加しようと思ったのか
2.インターンで具体的にどのようなことをしたのか
3.インターンを通して得られたこと
4.帰国後の生活の変化
この4つについてお話しします。
1. 私がこのインターンに参加しようと思ったきっかけ
ソーシャルスタディーさんとの出会い
私は中高生の頃、部活に必死に取り組んでいました。
しかし大学生になり、サークルに入ったものの自分に合わず途中で辞めてしまい、学校とバイトを行き来し、たまに友達と遊ぶだけの生活になっていました。
楽しいけれど、「何か頑張っていることがないな」と気づいたまま、大学2年生の夏を迎えていまし た。
「何かに挑戦したい」「頑張れることを見つけたい」
という思いがずっとあり、いろいろ調べていた中で、このインターンをInstagramで見つけ、夏休み前に説明会に参加しました。
参加者の声も聞くことができ、皆さんの話からとても充実したプロジェクトだということが伝わってきました。
しかし、大学2年の夏は免許合宿に行くことを前から決めていたため、すぐに参加することは諦めていました。
それでも秋になっても忘れられず、12月末にもう一度説明会に参加し、参加したい気持ちがさらに強くなりました。
家族への説得
ただ、ここで大きな壁がありました。
それは家族の説得です。
私が行こうとしていた時期は、タイとカンボジアの国境問題が大きく報道されていた頃で、家族からは
「なんでカンボジアなの?」「危ないんじゃないの?」
と心配され、最初はかなり反対されました。
そこで、家族と一緒に説明会の内容を共有し、何度も話し合いを重ね、最終的に参加を認めてもらうことができました。
決めた後も情勢のニュースを見て不安になることはありましたが、ソーシャルスタディーのあさみさん達が、私たちが滞在する予定のプノンペンの様子を写真とともに丁寧に送ってくださり、とても安 心することができました。
こうして、「何かにチャレンジしたい」という思いから、このカンボジアSDGsインターンシップに参加することを決めました。
2. インターンで具体的にどのようなことをしたのか
実際にカンボジアに行って感じたこと
私はフェアトレードインターンシップに参加しました。冒頭にも少し書いたように、このインターン の目的は、低所得者が多いカンボジアで「どうすればコーヒーの販売量を増やせるか」を考え、企業 に提案することでした。
カンボジアに行く前は、正直「発展していない国なのかな」というイメージを持っていました。
でも実際に行ってみると、街中にはスターバックスもあり、思っていたよりコーヒー文化が広がって いることに驚きました。
一方で、少し郊外に行くと貧困が見える場所もあり、日本のように、誰でも気軽にコーヒーを買える 環境ではないことも感じました。


グループワークの濃さ
今回お世話になったスリーコーナーコーヒーさんは、カンボジア産のコーヒーに強いこだわりを持つ企業です。
現地では社長のジョーンズさんが工場を案内してくださり、会社が抱えている課題や、私たちの質問にも丁寧に答えてくれました。
そのお話をもとに、私たちは4つのグループに分かれて、何度も話し合いを重ねながら販売案を考えていきました。
ここで私が特に印象に残ったのは、「グループワークの濃さ」です。
大学でもグループワークは経験してきましたが、意見が出ず、うまく進まないことも多くありました。
しかし、このインターンでは全く違いました。
「自分から参加したい」という思いで集まったメンバーだからこそ、意見が自然と出て、誰も否定せず、話し合いがスムーズに進んでいきました。
私たちのグループでは最初に「否定しない」というルールを決めていたこともあり、安心して意見を言える雰囲気ができていたと思います。
グループの空気づくりがどれだけ大切かを改めて感じました。

最終発表に向けて
中間発表では他のグループのアイデアも聞くことができ、刺激をたくさん受けました。 その後さらに案に磨きを掛け、最終発表では英語でジョーンズさんにプレゼンしました。
企業の社長に自分たちのアイデアを直接伝え、評価していただける経験は、なかなかできるものではないと思います。
この経験は私自身の自信に繋がりました。

3.インターンを通して得られたこと
このインターンで得られたことは本当にたくさんあります。その中でも特に大きかった3つを紹介します。
ガクチカになる経験を得られた
まず1つ目は、「ガクチカになる経験を得られたこと」です。 私はこれまで、就活で話せるようなエピソードがあまりなく、「何か一つでも自信を持って話せる経験がほしい」と思っていまし た。
このインターンでは、グループでの活動が中心で、実際に企業に向けて提案を行うという「成果のある経験」を積むことができました。
さらに、私たちのグループは販売量を増やすための提案で最優秀賞をいただくことができました。しっかり結果を出せたことは今後への大きな糧になり、「やればできる」という感覚を久しぶりに味わ えた瞬間でもありました。
私は現在、企画や開発の仕事を視野に入れて就活を行っています。今回のインターンでは、ゼロからアイデアを考え、それを形にして、企業の方に評価してもらうという一連の流れを経験できました。 このプロセス自体がとても楽しくて、「こういう仕事をしてみたい」という気持ちがより強くなったことに加え、就活でもしっかりアピールできる経験になったと思います。
自分の強みを知れた
2つ目は、「自分の強みを知れたこと」です。私はこのインターンに参加するまでは、自分の強みが何なのかあまり分かっていませんでした。
強いて言えば、誰も知らない海外のインターンに一人で挑戦してみようと思える「行動力」や「チャレンジ精神」はあるのかもしれない…と、なんとなく思っていたくらいです。
しかし、正直このインターンに参加している人はみんなその力を持っているよな、とも感じていました。
最終発表が終わった後、自己分析の講座があり、そこで「グループの仲間から自分へのコメントをもらう」という時間がありました。
そのときに仲間から、

こんな言葉をもらいました。
自分では気づいていなかった強みを、7日間一緒に過ごした仲間が見つけてくれたことが本当に嬉しくて、自信にも繋がりました。
最高の仲間に出会えた
3つ目は、「最高の仲間に出会えたこと」です。
最初にZOOMで顔合わせをしたときは、「本当に仲良くなれるのかな…」と正直すごく不安でした。
しかし、実際にカンボジアで7日間一緒に過ごしてみると、その不安はすぐになくなりました。たった一週間とは思えないほど、気づけば自然に仲良くなっていました。
ご飯を食べるときは、誰と座るかをあみだくじで決め、毎回いろんなメンバーと話す時間がありました。
そのおかげで、普段あまり話せない人とも距離が縮まり、どんどん仲良くなることができました。
みんな意欲的に参加しているからこそ、グループワークのときは真剣に向き合い、楽しむときは思い切り楽しむ。
そのメリハリが自然にできているメンバーばかりで、「この人たちと出会えてよかった」と心から思える時間でした。

4.帰国後の生活の変化
新たな挑戦
帰国してから、自分に自信を持って行動できるようになりました。
これまでは、自分の意見があっても「どう思われるだろう」と人目を気にして、発言をためらうことが多くありました。
インターンを通して自分の長所に気づけたことで、発言に対する抵抗が以前よりもなくなりました。
今回のインターンは7日間という短期間でしたが、この経験をきっかけに、これまで踏み出せなかった長期インターンにも挑戦しようと思うようになり、現在は実際に参加しています。
フェアトレードインターンシップでの経験を通して、もともと自分にあると感じていた「行動力」や「チャレンジ精神」がさらに強まったと実感しています。
私は農学部に所属しており、これまでマーケティングに触れる機会がほとんどありませんでした。
しかし、このインターンで初めて企画やマーケティングに関わり、その楽しさを知ることができました。
現在参加している長期インターンでは、SNSマーケティングの業務を担当しています。
苦労からの考え方の変化
またインターン前は、日本で日常的な小さなことでも不安を抱くことが多くありました。
しかし、カンボジアに滞在してみて、普段は気にしないような言語面や文化面の障壁があり、普段味わえない苦労がありました。
そして帰国後、同じ言語であればスムーズに何事も解決できるというありがたみを強く感じ、自分の中に前向きな気持ちを生みました。
就活に向けて
さらに、ソーシャルスタディーさんのアフターサポートも充実しており、この経験をどのように就活で伝えると効果的なのかを講座で学ぶことができました。
そのおかげで、就活が本格的に始まる2年生の春休みに、自分自身と向き合う時間をしっかり取ることができました。
まとめ
このインターンは、私にとって大きな挑戦であり、多くの学びと成長を得られた時間でした。
自分を変えたい、何かに挑戦したいという思いが少しでもある方には、ぜひ参加してほしいと感じています。
行動するタイミングに「早すぎる」ということはなく、思い立った瞬間が一番のチャンスだと思います。
この文章が、皆さんが一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しく思います!
ここまで長い文章を読んでくださり、ありがとうございます。
挑戦したいという気持ちが生まれたとき、その思いを大切にしてほしいと感じています。 その選択が、皆さんの未来を少し明るくしてくれることを願っています😊
