「自分の意見を伝える自信がついた」と話す九州産業大学 国際文化学部国際文化学科 1年生 浦上琴海さん。
浦上琴海さんは、2022年8月に開催した「【環境×インドネシア】廃棄素材を活用した商品企画を考えるオンラインSDGsインターンシップ」に参加しました。
浦上琴海さんのプロフィール
九州産業大学 国際文化学部国際文化学科 1年生
チアリーディング部と異文化交流サークルに所属しながら、国際NGO団体ViViDで広報部の学生メンバーとして、主にアフリカ・ガーナ共和国に住むシングルマザーのお母さん達や子供達の支援活動に参加している。将来はJICAやWWFのような企業に就職したい思い、SDGsインターンシップに参加。
現地の人たちから、能動的に学ぶことが大切
・SDGsインターンシップ参加前は、ご自身に対してどのような課題を感じていましたか。
SDGsや環境問題に関心はあるのですが、自分が知らないこともたくさんあるので、知ったかぶりや口だけになってしまっていないか心配していました。
特に先進国と開発途上国では環境が違うため、何かしたくてもサポートできることが限られていて、実際にできることは少ないのではないかと思っていました。
・SDGsインターンシップ参加後は、どのような変化を感じましたか。
SDGsインターンシップでは、現地の人たちの声を多く聞くことができました。
一緒にSDGsインターンシップに取り組んだグループのインドネシアの学生はサステナビリティは若い世代のほうが興味があると言っていました。でも、日本は特に若者がファストファッションなど低コストの商品を好み、その背景にある強制労働や環境破壊に気づけていない人々が多いと思います。
日本では、SDGsや環境問題については取り上げられているけど、まだ当事者意識を持てない人々が多いと思います。だからこそ、どんなことにも能動的に考えることが大切だと思います。特に現地の人たちから、能動的に学ぶことが大切だと感じました。
自分に自信をもつことができた
・SDGsインターンシップで自分の成長はどのように感じることができましたか。
高校生の時は、グループ活動をしていても、人と違う意見を言うことで周りから否定されることを恐れてしまい、自分から意見を発信することが苦手でした。
グループでは、SDGsインターンシップをまずは楽しむことが大事だと話していました。インターンシップに関係ないバイトや部活の話をしたり、和やかな雰囲気を作ることを心がけていました。
このような環境でグループのメンバーと日本語や英語を使いながら、ディスカッションをしていくうちに、自分と同じ意見を周りが持っていないことは当たり前で、自分と違う意見を持っているからこそ、自分が色んなことを学べるチャンスになると感じました。他の意見を受け入れること、また人と違う意見を言うことは大切だと感じました。
最終日には、グループのメンバーからコミュニケーションができるように円滑に取りまとめてくれたとコメントをもらい、自信にもつながりました。
この夏1番の思い出が、SDGsインターンシップ
・定期ミーティング時間外の自主活動はどのように行っていましたか。
SDGsインターンシップの後半は、定期ミーティング以外にも1日約1時間半ほどグループのメンバーとミーティングをしたり、リサーチや資料作成など個人の活動にも1日約1時間ほど時間を使うことがありました。
・SDGsインターンシップと並行して、どのような活動を行っていましたか。
チアリーディング部の活動を週に2回午前中にしたり、DMM英会話を受講していました。国際NGO団体ViViDのアフリカ・ガーナ共和国に住むシングルマザーのお母さん達のためのクラウドファンディングの活動も行っていました。
お風呂の時間や自分の余暇の時間を減らしたり、時間の使い方に優先度をつけて、SDGsインターンシップの業務の時間を作っていました。
忙しくて活動に参加できない時があっても、同じグループのメンバーがフォローしてくれる時もあり、自分の担当している業務以外にもメンバー同士がお互いを助け合うことができました。
誰もが笑顔で幸せに暮らせる世界を築く人になる
・SDGsインターンシップ後の次の目標は何ですか。
誰もが笑顔で幸せに暮らせる世界を築けるようなグローバルに活躍できる人になりたいです。自分にできることをもっと増やしていくために、色んなことに挑戦をしていきたいと思います。
・SDGsインターンシップはどのような学生におすすめだと思いますか。
環境や国際開発に興味がある人はもちろん、あまり興味がない人でも思い切って挑戦してみてほしいと思います。今まで他人事としてとらえていたことを、体感しながら学ぶことができるので、きっと新しい自分に出会えると思います。