初めまして、金沢工業大学2年生工学部環境土木工学科の橋本です。
この記事は、ぜひ工学部の大学生に読んでほしいです!
私は大学2年生の春休みにソーシャルスタディのカンボジアSDGsインターンシップに参加しました。カンボジアの教育問題に取り組むプログラムを経験して、工学系にも留学を積極的にする必要があると感じました。

参加した理由

私は、留学もしたいし土木も学びたいという思いで金沢工業大学に入学しました。しかし、コロナ禍で留学をする機会がないまま2年の春休みとなってしまいました…そんな中、ソーシャルスタディの渡航型のSDGsプログラムでカンボジアに行けると知り、短くても行ってみたいと思い、参加しました。

また、渡航先がカンボジアということもあり興味があったからです。現在進行形で土木業界では海外事業をカンボジアでは行っています。私も、いつか海外事業の一員になりたいと考えており、一度、発展途上国のカンボジアを見ておきたいと思いました。

カンボジアを見て感じたこと

実際にカンボジアに行ってみると、広告やインターネットで見るよりもカンボジアの環境は悪いと感じました。とにかく排気ガスと砂埃がひどく、これでは空気が悪く環境にも悪いと思いました。

街中を見てみると多くのビルが建設中でした。しかし、この建設中のビルは防護シートを一切貼らず、レンガやセメントが剥き出しになっていました。この現状をみて、これが砂埃の原因の一つにもなっているのではないかと思いました。

防護シートのかけられていない建設現場

また、スラムのアンドン村に行ってみると、ゴミが多く落ちている道を子供たちが平気で裸足のまま駆け回っていました。そんな悪環境の中でも子供たちには夢があり、夢を叶えるために勉強したいという強い思いがありました。強く思っていてもお金がないから進学のために奨学金をもらわないといけない子もいました。この現状を見て、家族自体が裕福になれば進学できるのに、親がもっと稼げる職に就ければいいのにと思いました。

ゴミのある道を歩く子供

この二つの現状を見て自分に何ができるだろうと考えました。そして、土木技術者を目指す者としてカンボジアの生活力を底上げしたいと思いました。具体的には、建設業においてODAに参加し技術支援をしたいと考えています。カンボジアはとにかく経済を発展させたいため、建設業も盛んです。建設業において土木技術者として技術協力できれば、少ない人数でもカンボジアで子を持つ親たちが土木技術者として稼ぎを得られるようになります。この稼ぎが子供たちへの教育に行けば、子供たちは質の高い教育を受けることができ、さらに稼ぎを得られる職に就くことだってできます。

幼稚園の様子

将来、発展途上国に技術支援するの工学系は多い

ODAやJICAを経由して発展途上国に行く工学系の技術者は多いです。例えば、
・情報系ならソフトウェア開発やプログラミング技術の支援
・建設系なら大型商業施設やビルの建築、トンネルや道路の建設の技術支援
・機械系なら旋盤加工や機械設計の知識の支援
他の工学科でも海外支援をすることは多いと思います。少しでも海外に興味があるならば、一度自分の目で発展途上国の現地を見ることで自分の将来の夢が明確になるかもしれません。

工学部の大学生におすすめしたい!

工学科の大学生にも留学で得られる経験は大きいです。現地を見ることで、自分の夢に確信を持てたり、新しい夢を持つきっかけにもなったりします。
ソーシャルスタディのSDGsプログラムは、9日程度と長くないため、留学を意識していない工学部の大学生にも、参加しやすいものとなっています。自分は工学部だから…と臆さず、自分の将来の夢の幅を広げるためにもプログラムに参加してみてはどうでしょうか?