はじめに

こんにちは!
私は大学3回生の春、カンボジア渡航型SDGsインターンシップに参加した大学生です。
大学では、日本文学や日本語教育について勉強しています。

発展途上国の「リアル」を見て

突然ですが、質問です。
「発展途上国の道路はきれいなイメージがありますか?」

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おそらく、ほとんどの人が「No」と考えたのではないでしょうか。
すべての国、とは言いませんが、私が今回渡航したカンボジアの道はこんな感じ。

カンボジアのとある道の様子

都会の大通りを抜けて、村のほうに進むとこんな場所も。

カンボジアのとある村の道端

教育の重要性を考える

2つ目の質問です。
「なぜ多くのプラスチックゴミがポイ捨てされているのでしょう?」

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なにか思いつきましたか?

理由は沢山あります。

道端のゴミ箱が少ないから?
みんなしていて、自分もつられてしまうから?

私が今回のカンボジア渡航で知った、ポイ捨てが多い理由がこちら↓

料理の皿や買い物袋にバナナの皮を使っていたから」🍌

???

以前は、バナナの皮=自然と土に還るものを容器や袋として使用していました。
そのため、ポイ捨てしても問題ありませんでした。

そしてその認識のままプラスチックを使い始め、ポイ捨てを続けてしまいました。
バナナの皮同様、プラスチックも自然と土に還るものだと誤認していたからです。

もちろん、カンボジアの人々は「街をゴミだらけにしてやろう」なんて企みません。

「プラスチックは自然に還らない」

これを知らなかった故の、ポイ捨て大量発生だったのです。

そして、大半の日本人がプラスチックの非生分解性について知っているのは、
テレビから知識を得たり、学校で学んだりしたからですよね。

これは、教育を受けているから、とも言い換えられます。

「バナナのはなし」から気づいたこと

私は今回のカンボジア渡航で、「発展途上国のゴミ問題のきっかけ」を少し知ることができました。そのきっかけが、「教育を受けていない」という教育問題につながることにも気づきました。

有名作品『君の膵臓を食べたい』の作者さんは、こんなことを言っています。

実在すると実感し、初めて、人は対象への感情を真剣に抱くことができる」(住野よる 『青くて痛くて脆い』 角川文庫 2020年06月12日)

私がカンボジアの現状を目の前にして初めて、ゴミ問題や教育問題を真剣に捉えられたように。

目の前にして初めて、人は何かを「自分事」として捉えられるんですよね。

最後の最後に

海外に行って「人生を変えよう」なんて意気込まなくてもいいんです。
英語ができなくても、海外渡航経験がなくても、人見知りでもいいんです。

「画面の向こう側」を、少しだけ「自分事」にする経験をしてみませんか?

新しい経験をすることで、世界は一気に広がります。
世界の解像度も上がります。

あなたが今学生でも、社会人でも、もちろん何もしていなくても大丈夫です。
カンボジアには「画面の向こう側」が詰まっています。

普段はできない新しい経験を通して、ぜひ世界を少し広げてみてください。