「異文化交流ができたやりがいのあるインターンシップ」と話す神戸市外国語大学 中国学科 1年生 大西和華さん。
大西和華さんは、2022年8月に開催した「【環境×インドネシア】廃棄素材を活用した商品企画を考えるオンラインSDGsインターンシップ」に参加しました。
大西和華さんのプロフィール
神戸市外国語大学 中国学科 1年生
大学では中国学科に所属し、中国語や中国社会について学ぶ。また大学のボランティアサークルに所属して、ウガンダへの教育物資や衣服の支援、SDGsについての勉強会などに参加。SDGsについて興味があり、社会問題解決に挑戦してみたかったため、SDGsインターンシップに参加。
うまくコミュニケーションをとれるか不安だった
・SDGsインターンシップ参加前は、どのような課題や不安を感じていましたか。
議論で自分の意見をいうことが得意ではなかったり、インドネシア人学生と一緒にグループで取り組むので、うまくコミュニケーションをとれるかどうか不安がありました。
・SDGsインターンシップ参加後は、どのような変化を感じましたか。
SDGsインターンシップの初日にあった自己分析講座で自分の強みと弱みを明確にすることができました。そのため、SDGsインターンシップでは、自分の意見をグループワークで何回以上言うべきかという定量的な目標を立てました。
たとえグループのメンバーが自分と同じ意見を言っていても、自分の意見をきちんと伝えました。また、他のメンバーと別の意見を持っている時は、前置きをおいて意見を言うことを心がけました。自分の意見をただ言うだけではなくて、他の人の意見を聞いたり、提案したりすることも行えるようになりました。
コミュニケーションに関しては講師のアドバイスもあり、大きくリアクションをとることを心がけました。
・インターンシップでは具体的にどのような業務を行っていましたか。
日本人学生とインドネシア人学生のコミュニケーションをスムーズにするために、英語係を担当していました。インドネシア人学生は日本語が上手ですが、長い文章になるとわからない時もあるので、英語で意見を言ってもらう時がありました。その時はその意見を和訳して日本人学生に伝えました、またその他には、インドネシア人学生が英語で調査した内容を日本語でまとめたりすることもありました。
・SDGsインターンシップ期間中に、並行して行った活動はありましたか。
弓道部に所属しているので、週4で部活動を行いながら、SDGsインターンシップに参加していました。SDGsインターンシップでは、定期ミーティング以外の時間にも翻訳や調査をすることがありました。
・講師のサポートなどで役に立ったことはありますか。
SDGsインターンシップ期間中は、初日に立てた目標を振り返る機会があったので、自分の課題を客観視して、改善策を立てることができました。
日本人学生とインドネシア人学生で1つのものを作り上げた
・SDGsインターンシップで大変だと感じた点は何ですか。
今回現地の企業に提案した商品は、日本人向けの商品でなくインドネシア人向けの商品でした。商品に使用する素材はインドネシア人学生からの提案ですぐ決まったのですが、どのような商品がインドネシアでニーズがあるのか議論が行き詰まってしまいました。
そのためまずは、それぞれインドネシアではどのようなニーズがあるのかを想定して、グループで共有して話し合ったり、インドネシア人学生にヒアリングを行ったりしました。
・SDGsインターンシップに参加してよかったと思う点は何ですか。
異文化交流ができたことです。日本人学生だけでなく、インドネシア人学生と一緒に1つのものを作り上げたことは、とてもやりがいを感じています。
インドネシアの社会問題を講座で学んだり、インドネシア人学生から、インドネシアの文化や日常でどのようなものが使われているか、どのような植物が多いのかまでインドネシアについて学ぶことができました。
通訳の勉強をしたい
・SDGsインターンシップ後の次の目標は何ですか。
SDGsインターンシップでは、通訳の役割をしてたのですが、言語力に課題を感じました。これからは、言語力やSDGsの知識を高めたいと思っています。
今後は、在日外国人に日本語を教えるサークル活動に参加したいと思っています。今回のSDGsインターンシップを通じて異文化交流をすることができたので、この経験を活かして他国の異文化を受け入れ理解しながら、外国人の方々に日本の文化を教えられたらと思います。
・SDGsインターンシップはどのような学生におすすめだと思いますか。
SDGsや社会問題、異文化交流、商品企画に興味ある学生に、おすすめのインターンシップだと思います。