インドネシア大学 人文学部日本語学科 3年生 ダフィン・デリアンさん。
「自国の環境問題の解決策を日本人学生と一緒に考えることができた」と話すインドネシア大学 人文学部日本語学科 3年生 ダフィンさん。ダフィンさんは、2022年3月に開催した「【環境×インドネシア】環境問題解決を目指す商品企画を考えるオンラインSDGsインターンシップ」に参加しました。 

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ダフィンさんが今回インターンシップでどのような学びや経験を得ることができたのかをお伺いしました。

ダフィン・デリアンさん
インドネシア大学 人文学部日本語学科 3年生
日本のアニメ「4月は君の嘘」を見て、日本に関心を持ち始めて高校1年生から日本語の勉強を始める。将来は日本語を使った仕事を目指して、現在インドネシア大学で日本語の勉強をしている。

-今回SDGsインターンシップに参加しようと思った理由はなんですか。

世界には、ゴミ問題や地球温暖化など様々な社会問題があるので、SDGsについて知識を身につけて、自分がまずSDGsに取り組みたいと思いました。
インドネシアでは、高校や大学でもSDGsについて学ぶ機会は少なく、SDGsの認知度はまだ低いです。そのため、日常生活でもインドネシア人はたくさんのプラスチックを使用し、廃棄しています。

-SDGsインターンシップでは具体的にどのような業務を行っていましたか。

私のグループでは、竹で作ったビーズのマスククネクター(マスクゴムにつけるアクセサリー)という商品を企画しました。私は、主にリサーチを担当し、インターンシップ先のインドネシアの企業の商品を調べたり、競合他社を調べました。競合他社は、インドネシアのオンラインショップであるTokopediaで調べました。インドネシアにはムスリムの方々が多いので、女性はヒジャブを被っています。そのため、インドネシアではヒジャブの上につけられるマスクコネクターが多くあります。インドネシアのオンラインショップであるTokopediaでは、環境に配慮されたマスクコネクターがあまり見つからなかったので、竹で作ったビーズのマスクコネクタを考えました。

-SDGsインターンシップで大変だと感じた点は何ですか。

日本人学生と一緒にグループで活動をしたので、コミュニケーションがとても大変でした。日本語でコミュニケーションが難しい時は英語を使ったり、また同じグループのインドネシア人学生が日本語が分からない時はインドネシア語でフォローをしました。日本語だけでなく、英語とインドネシア語も使いながら、日本人学生とインドネシア人学生の架け橋になれるように意識しました。
また、日本人学生も積極的に色んな話をしたり、質問をしてくれたので同じグループの日本人学生とも仲良くなることができました。

-SDGsインターンシップに参加してよかったと思う点は何ですか。

環境問題と日本語について、たくさん勉強することができました。インドネシアの環境問題を理解した上で、日本人学生とディスカッションをしながら環境問題を解決できる商品を企画しました。
今までは、日本語を勉強していても授業以外で日本語を使う機会はないし、日本人学生と話す機会はありませんでした。また、自分から意見をいうことを恐れていましたが、今回のSDGsインターンシップを通じて、たくさん自分から意見をいうことができ、自信を持つことができました。これから、日本人学生とグループワークをする機会があれば、この経験を活かしていきたいと思います。

-SDGsインターンシップの経験を今後どのように活かしていきたいですか。

SDGsインターンシップでは、環境問題について学び、環境問題の解決策を自分たちで考えることができたので、これからも日常生活で環境問題を意識していきたいと思います。ゴミをポイ捨てしない、買い物をする時はエコバックを使う、また周りの人にSDGsに対する知識をシェアしたいと思っています。