インドネシア大学 人文学部日本語学科 3年生 カタリナ・クリシダプトリさん。「日本人学生と協力して取り組む方法を学ぶことができた」と話すインドネシア大学 人文学部 日本語学科 3年生 カタリナさん。カタリナさんは、2022年3月に開催した「【環境×インドネシア】環境問題解決を目指す商品企画を考えるオンラインSDGsインターンシップ」に参加しました。 

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カタリナさんが今回インターンシップにどのように取り組むことが出来たのかお伺いしました。

カタリナ・クリシダプトリさん
インドネシア大学 人文学部日本語学科 3年生
お兄さんが日本で働き始めたことをきっかけに、中学生の頃から日本語を勉強し始める。環境問題に関心があり、インドネシアのオランウータンを保護する団体の寄付活動に参加する。また、2022年9月から千葉大学に留学をする予定である。

-今回SDGsインターンシップに参加しようと思った理由はなんですか。

小さい頃から、地球温暖化や廃棄物に関するドキュメンタリー番組を見ていて、地球のために何かできることはないかと考えていました。今回SDGsインターンシップに参加することは、インドネシアの環境問題について知識を深め、日本人学生とディスカッションをしながら環境問題に対する解決策を見出すことができるので、地球のために行動を起こす第一歩になると思い参加しました。

-SDGsインターンシップでは具体的にどのような業務を行っていましたか。

インドネシアのゴミ問題に関する幅広いデータを集め、またインドネシア人学生を対象にアンケート調査を行いました。
インドネシアのゴミ問題に関しては、インドネシアの政府のサイトで廃棄物の内訳のデータや、廃棄物システムについてデータを集めました。政府のサイトは全部インドネシア語だったので、集めたデータを日本語に翻訳し、日本人学生にも共有しました。
インドネシア人学生を対象にしたアンケート調査では、インドネシアは雨が多く降ることから傘を持ち歩く学生が多いので、「長い傘もしくは、折り畳み傘のどちらをより使うのか」や「柄のある傘もしくは、柄のない傘のどちらが好むのか」など、傘に関する意見を調査しました。

-SDGsインターンシップで大変だと感じた点は何ですか。

日本人学生とコミュニケーションを取ることが大変でした。
日本語が難しく、直接自分の意見をうまく伝えられない時も多くありました。そのため、同じグループの日本人学生は、私が困っている時は声をかけてくれて、日本語で分かりやすく説明をしてくれました。その他に私も、Zoomのチャット機能を積極的に活用したり、ミーティングの前に自分の意見を英語と日本語でワードでまとめて、事前にメンバーに共有するなど工夫をしました。

-SDGsインターンシップに参加してよかったと思う点は何ですか。

グループのメンバーに出会うことができてよかったです。同じグループのメンバーにはいつも応援してくれて、心から感謝しています。最終日のプレゼンテーションの直前には、応援メッセージを同じグループのメンバーからチャットでもらって、頑張ろうという気持ちがとても大きくなりました。
日本人学生とのグループワークや、商品企画は初めてで不安でしたが、このSDGsインターンシップを通じて日本人学生と協力して取り組む方法を学ぶことができました。

-SDGsインターンシップを通じて、社会問題やSDGsについてどのような知識を身につけましたか。

インドネシアのプラスチック問題について、深く理解することができました。SDGsインターンシップに参加する前は、自分の国のゴミ問題について詳しく知りませんでした。今回のSDGsインターンシップを通じて、マイクロプラスチックの問題や、解決するためのアップサイクルの方法などを知ることができました。

-SDGsインターンシップの経験を今後どのように活かしていきたいですか。

インドネシアでは、誰もがSDGsを知っているわけではありません。そのため、まずは周りのインドネシア人学生にSDGs関する情報を共有したいと思います。また普段の日常生活の中でも、プラスチックの使用量を減らして、環境に優しい商品を選び、責任のある消費者になりたいと思います。