初めして、金沢工業大学 工学研究科 機械工学専攻 修士1年生の日下部侑汰 (くさかべゆうた) です。私は修士1年生の時、インドネシアのSDGsインターンシップに参加し、インドネシアの廃棄素材を活用して新商品を提案する取り組みをしました。

SDGsインターンシップに参加した理由

SDGsってなんだろう? | SDGsクラブ | 日本ユニセフ協会(ユニセフ日本委員会)

私は短期留学をし、異文化体験や色んな人とコミュニケーションをすることで、多くの経験を得たいと目標を立てていました。しかし、金銭面などの問題から海外留学を断念したことで、目標が無くなり何を取り組めばいいのか悩んでいました。そんな時、友人からSDGsインターンシップに誘われました。友人からの話を聞いて、魅力的と感じたところは3つありました。

1. インドネシア学生との交流
オンラインでの会話になりますが、現地学生に学校生活や日常生活などを聞ける機会はないと思いました。

2. SDGsインターンシップの経験から将来に活かすことができる
世の中がSDGsに注力しているからこそ、現状を理解しどう解決するべきか考え、行動することが重要になると考えました。

3. 日本語で会話できる点
私は英語で話すことが苦手で、他のプログラムは英語で会話する必要がありますが、インドネシア×環境は日本語での会話になるため気楽に参加できると考えました。

以上のことから、私はSDGsインターンシップに参加しました。

SDGsインターンシップの活動内容

SDGsインターンシップでは、インドネシアの廃棄素材を活用して新商品を提案するため、市場調査を行いました。その際、インドネシア学生からプチプチ(Bubble wrap)をどう廃棄したらいいか分からず、自宅に沢山余っている声がありました。そこで、主に3つのことを念頭にトートバックの提案をしました。

1. トートバック製作のコスト削減
工場で新たな機械を導入せず、アイロンとハサミを使うだけで製作ができ、コスト削減につながります。

2. 耐久性や耐水性などを考慮して幅広い仕様を兼ね備えたものです。

3. 教育に活用するところです。インドネシアでは、リサイクルやリユースするノウハウがなく、違法投棄することでゴミが溜まるのが現状です。そこで、幅広い人にプチプチは再利用できることを伝えるため、自分好みのトートバック製作によって、インドネシアの環境の現状とノウハウを伝えることができます。

最優秀賞受賞

以上のことを踏まえて、インドネシアで活動するdemibumi様に提案したところ、最優秀賞を獲得することができました。参加前に最優秀賞を獲得できるように頑張りたいと目標を持っていましたが、本当に自分たちのグループが最優秀賞を取れるとは思っていなかったので、凄く嬉しかったです。

SDGSインターンシップに参加する前の自分

私は柔軟性が強みで、相手の意見を聞きその子が伝えたことを理解する。その理解したことを相手にもう一度伝えることで、意見の食い違いを避けることを目標にしました。逆に私の弱みは、発信力です。自分の意見に自信がなく、自分の意見を伝えることが怖い、相手に変に思われるのではないかと感じてしまいます。そこで、自分の意見を3回以上伝えることを目標にしました。

SDGsインターンシップに参加している自分

SDGsインターンシップでは、グループの副リーダーとして、リーダーをサポートしようと主に考えグループ活動を始めました。しかし、初対面で緊張したり、オンラインでの会話の難しさなどに悩んでいました。

そんな時、ソーシャルスタディ株式会社の樋口様から、「グループの役割が決まってもそれに縛られて行動する必要はない」とアドバイスを頂きました。それを聞いたとき、リーダーに全てを任せて行動していたから、自分の強みを発揮したり、弱みを克服することができないと気づきました。

そして、まずは自分が積極的な発言や行動をすることを始めることで、グループメンバーもよりグループワークに参加しやすくなると思い、実行しました。

SDGsインターンシップに参加してみて

SDGsインターンシップに参加して、自分の弱みを克服できたことが一番良かったです。私は、自分の意見を発言することに恐れていました。ですが、インターンシップの目標を立てたことやソーシャルスタディ株式会社の樋口様の言葉から、勇気を出して根気よく発言していきました。もちろん自分の意見に対して、反対意見もありました。そこでネガティブな考えをするのではなく、自分と違った視点を持っていて勉強になると学びの姿勢で考えました。その結果、徐々に相手から共感する意見が得られ、それが自信に繋がりました。

皆さんに伝えたいこと

私は、インターンシップに参加する前も参加している時も悩んでいました。そんな時、人に悩みを打ち明けたことで、SDGsインターンシップに出会い、自分の弱みを克服することができ、色んなところで使えるとても強い武器を手に入れることができました。この記事を読んでいる人は、今何か悩んでいることがあって、ここまで読んでいると思います。その悩みを人にすぐ相談しましょう。1人で悩んでも上手く考えがまとまらないことがあります。だからこそ、人に相談することで、色んな意見を聞き新たな考えが生まれます。それがきっかけで、何かに出会い、長く抱えていた悩みが解決できると思うので、この記事を読んで終わりじゃなく、すぐ実践しましょう。

即相談と行動

詳しくはソーシャルスタディ株式会社様のホームページへ
https://socialstudy.world/2023haru_senkoukoukai/