「1年生からインターンシップに参加するのは、まだ早い?」
「学生時代にサークル、アルバイト以外で何か経験したい…」
こんな思いをしたことありませんか?コロナ禍も落ち着いてきた今、新たに何か挑戦しようと思っている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、カンボジアという文化も、人も全く知らない異国の地で私が参加した、9日間の「ジェンダー平等に取り組むSDGsインターンシップ」についてご紹介します。
この記事を読み終わった時には、ソーシャルマッチ株式会社のインターンシップに参加したいのはもちろん、あなたが新たな挑戦をしたくてワクワクしているはずです!
1. 参加した理由
高校生の時にカナダに短期留学をし、フィリピン出身の家庭にホームステイをしました。
フィリピンの文化を知るうちに、東南アジアに行ってみたいと漠然と思っていました。
また、SDGsや環境問題に興味を持っていたけれど、実際に何からアクションをおこせばよいのか分からず、歯痒い気持ちでした。
そんな時に、社会問題を学びながら、ビジネススキルを習得できるインターンシップの存在を知り、参加を決めました。
2. これまでの経験
高校生の時に、環境の授業で、「熱波と地球温暖化」について1年間調べ、プレゼンをしました。
大学では、社会学部に所属しているため、ジェンダー、環境問題を学ぶ機会はありました。しかし、同世代の学生や企業の方と商品を1から企画する経験はありませんでした。
3. SDGsインターンシップで大変だったこと
環境に配慮された、カンボジア国内で売れる商品を企画するうえで、個々の意見をまとめる作業が大変でした。商品の対象者、コンセプト、発信方法、製造・販売による社会的インパクトは何かなどを考えることに試行錯誤しました。
そこで、カンボジア人学生にヒアリングをし、
・商品を買うときに、「質」と「価格」どちらを重視しているか
・どのようなパッケージなら買いたくなるか
・よく使うSNSは何か
・若者がよく行くお店や場所はどこか
・カンボジア産(国産)、ベトナム産、中国産の商品ならどれを買いたくなるか
などインタビューをしました。客観的な意見を取り入れたことで、グループ全体の方向性が明確になりました。異文化の中でビジネスをするためには、固定概念からの脱却、価値観の多様化が大切だとわかりました。
その中でも、ペルソナ(サービス・商品の典型的なユーザー像のことで、マーケティングにおいて活用される概念。年齢、性別、職業、年収など)は特にこだわりました。
これにより、価格帯の設定や広告の設置場所が決まりました。何時間もの話し合いで、メンバー内の理想が一致した時は、とてもやりがいを得ました。
4. 参加して良かったこと
全国から集まった、異なる背景をもつ学生とたくさん交流できたことです。何かに、真剣に取り組んでいる仲間との出会いは、モチベーションの向上につながりました。
また、ソーシャルスタディのスタッフの方や、カンボジアで働いている日本人から貴重な話を聞けたことです。学生時代の経験や、仕事をするうえで大切にしていることなどを教えていただけたことで、将来のヒントを掴めた気がします。
渡航型のインターンシップに参加することで、現地でしか味わえない感覚を得ました。スーパー、学校、歩いている途中など、予期せぬ所で様々な吸収ができました。
自分の目で確かめたからこそわかる感覚を、忘れないようにしたいです。
5. おすすめしたい学生
自分のやりたいことが、明確になっていない学生にオススメしたいです。
この活動では、マーケティング、商品企画、ヒアリング、自己分析の方法を知り、その場で実行に移すことができました。短期間であったものの、ビジネス体験をしたことで、自分の得意、興味のある分野を知る機会になりました。
さらに、英語でのプレゼンや資料作成をしたことで自信がつきました。
視野が広がり、新しい自分を知るきっかけになりました。世界に出ることで、より成長できると思います。
6. カンボジアに対する印象の変化
渡航前に、私が想像していたカンボジアは、
・道路は整備されていなくてガタガタ…?
・物乞いしている子どもなどがいる…
・買い物は市場がメインで大型スーパーなんて無いのでは?
というイメージでした。
また、文化や宗教が日本とかなり異なることから現地での生活に慣れるか不安でした。
実際にカンボジアに行き、まず感じたことは活気に満ち溢れていることです。
公園に集まっている見知らぬ人同士や、レストランで偶然出会った店員と客の関係であっても、誰もが楽しそうに話していたり、日本人にまで手を振ってくれました。
また、都市部は道路が整備されていて、バイクの量や、新しいビルがたくさん建設されていることが印象的でした。
一番、衝撃を受けたのはカンボジアにAEONが進出していることです。
むしろ、日本にあるAEONよりも発展していて、遊園地や映画館、水族館までありました。
スーパーマーケットというより、大型テーマパークにいる気分でした。
また、体調が優れなかった時も、薬や水を持ってきてくれた親切心に感動しました。
英語、日本語、クメール語がお互いに通じなくても、ジェスチャーなどで必死に手助けをしてくれました。9日間という短い期間でしたが、人と人との繋がりに温かみを感じました。
同じ東南アジアでもカンボジアの10年後、20年後に発展した町がタイであると知り、比較してみたいと思っています。
7. 最後に
このインターンシップを通して、参加前より自信をもって行動できるようになりました。また、まわりの目を気にせず、自分のやりたいことと率直に向き合おうと思うきっかけになりました。
このように「大きく変われた」のも、異国の地で、今までに無い「大変」な日々を乗り切ったからだと思います。充実した大学生活を送るためにも、是非、新しいことに挑戦する楽しさを味わってほしいです。