活水女子大学 国際文化学部英語学科 2年生 松本海奈さん。
「現地で起きていることを知る大切さを学んだ」と話す活水女子大学 国際文化学部英語学科 2年生 松本海奈さん。松本さんは、2022年3月に開催した「【環境×インドネシア】環境問題解決を目指す商品企画を考えるオンラインSDGsインターンシップ」に参加しました。
松本さんが今回インターンシップで何を学びどのように取り組まれたのかインタビューしました。
松本海奈さん
活水女子大学 国際文化学部英語学科 2年生
中学生の頃にアフリカ児童労働の記事を見て、アフリカの貧困問題に関心を持ち始めた。大学では、タイのチェンマイ大学の学生とSDGsについて学び、ディスカッションをするオンライン留学プログラムに参加する。
-今回SDGsインターンシップに参加しようと思った理由はなんですか。
就職活動のために何かしたいという気持ちがありました。自分のやりたいことがまだ明確ではないし、大学では英語を学んでいるけれども、英語を使う仕事は幅広くて、将来のキャリアに不安を感じていました。自分のやりたいことを明確にするためにも、積極的に色んな活動をしないといけないという意識がありました。そのため、今まで大学のオンライン留学プログラムでSDGsについて学んできたので、その知識を活かして活動できるSDGsインターンシップに参加しようと思いました。
-SDGsインターンシップでは具体的にどのような業務を行っていましたか。
グループのリーダーを担当していたので、主にメンバーの意見をまとめたり、グループのマネジメントを担当しました。グループメンバーは、積極的に発言してくるメンバーが多かったですが、より発言がしやすいように、年齢関係なくタメ口で話したり、ニックネームでお互い呼び合ったり、まずは仲良くなる雰囲気作りをしました。
グループでは、商品アイデアや、パワーポイントの資料作成など、様々な場面でたくさんの意見が出ました。私たちのグループは、バナナの葉で作るスマホケースを提案したのですが、当初は素材についてバナナの葉以外にも、竹や日本にはないエコな素材を使うなどの意見が出ました。その中でも、バナナの葉を選んだ理由は、インドネシアでは身近な素材で、通常は捨てられている素材ということで、バナナの葉を活用することに決めました。
-SDGsインターンシップで大変だと感じた点は何ですか。
グループでは意見がたくさん出たので、意見をまとめることが大変でした。グループのメンバー全員が納得した上で、次の商品企画のプロセスに進むことを意識していたので、インターンシップ期間の前半はミーティングをしても、前回のミーティングの内容を再確認することに時間を多く使っていました。そのため、中間報告では運営スタッフの方から、最終日までに商品企画のプレゼンテーションを完成させるために、グループメンバーで業務を分担して、業務スピードをあげていくべきだとアドバイスをもらいました。中間報告以降は、最終日に間に合うようメンバーそれぞれに業務を分担して、業務スピードをあげることはできました。インドネシア人学生には、インドネシアについて調べてもらい、日本人学生にはインターンシップ研修で受講したSDGs講座を中心にインドネシアの社会問題についてまとめてもらい、メンバーそれぞれに適した業務を分担することを心がけました。
-SDGsインターンシップに参加してよかったと思う点は何ですか。
インターンシップに参加して、自分の成長を感じることができました。今回リーダーを経験してみて、リーダーとは何かを考える機会になりました。リーダーは、もちろん自分から意見を言ったり、みんなに話かけて意見を聞いたりすることが求められているだけでなく、同時にゴールに向けて周りの人を動かしていける存在であるべきだと思います。今回のSDGsインターンシップでリーダーを経験したことによって、ゴールに向けて周りの人を動かしていくスキルは、まだ自分には足りていないと感じることができたので、今後に活かしていきたいと思います。
-SDGsインターンシップを通じて、SDGsや社会問題に関する印象はどのような変化がありましたか。
現地で起きていることを知って、現地でできることを見つけて行動を起こしていかないといけないと思いました。SDGsは、ただ知っているだけでは何も変わらないので、まずは自分にできる行動を見つけていくことが大切だと思います。
私がSDGsや社会問題に興味を持ったきっかけは、中学生の頃にアフリカの児童労働の記事を見たことがきっかけだったので、アフリカの貧困問題にいずれ関わってみたいと思っています。今すぐアフリカに行くことは難しいですが、まずは日本にいるアフリカ人の方や、アフリカで働いている日本人の方々もいらっしゃるので、そういう方々に現地の情報を積極的に聞いていきたいと思います。
-SDGsインターンシップはどのような学生におすすめだと思いますか。
SDGsや社会問題に興味がある人は、より詳しくSDGsや社会問題について学ぶことができると思います。また、今までSDGsや社会問題に触れたことがない人でも、グループで協力しながら取り組むことができるので、新しい発見や刺激があると思います。SDGsや社会問題に関する情報量は、人それぞれですが、グループで業務を行うにはディスカッションを繰り返して、みんなで共通認識を持つ必要があります。その中で、SDGsや社会問題に関する情報を互いに共有し合うことができると思います。