「自分もやればできることに気づけた」と中京大学スポーツ科学部トレーナー学科2年生の丸山あずみさん。(参加当時)

丸山あずみさんは、2023年3月に開催した「【教育×パンフレット制作】カンボジア渡航型SDGsインターンシップ」に参加しました。

丸山あずみさんのプロフィール

中京大学 スポーツ科学部トレーナー学科 2年生
小学生から陸上をはじめ、現在も大学で棒高跳び選手として活躍する。幼い頃から、「内戦地域や途上国の支援がしたい」という思いを持ち、現在はスポーツという専門分野で、世界中の人たちと繋がり、世界中の人たちと笑顔になりたいという夢を持つ。その夢を叶える第一歩として、SDGsインターンシップに参加。

Q
参加する前は、どのような悩みや課題を抱えていましたか。

私は人見知りかつネガティブで、周りからも近寄りがたい雰囲気を作ってしまいがちでした。そのため、自分から他の人となかなか関われずにいました。
途上国や日本国内の社会貢献活動に興味があって、そのためにはもっと人とのつながりが必要だと思っていました。
小学校6年生の時に世界のことを調べてみようと思い、スポーツにも格差があることに違和感を感じました。日本では体育館で靴を履いてスポーツをするのが当たり前ですが、貧困国では空き地を裸足で走って練習している人々がたくさんいます。それなのに、オリンピックではみんな同じフィールドで戦っています。
そのようなことを知る中で、貧困国のために何かしたいと思うようになりました。

Q
なぜ参加しようと思いましたか。

とにかく自分を変えたいと思ったのが1番の理由です。何かやらないと今の自分の現状を変えることができないと思いました。
本田圭佑さんがカンボジアでサッカーチームを立ち上げた時に、本田圭佑さんの「世界中の子どもたちに機会を提供して、眠っている才能を開花させたい」という思いを知って、自分のやりたいことも同じだと思いカンボジアに興味を持ちました。「カンボジアが一体どんな国なのか」、「カンボジアにはどのような支援が必要なのか」、「そのために自分にはどのようなスキルが必要なのか」など、分からないことが多いので、まずはカンボジアに行ってみようと思いました。

子どもたちと折り紙をしている様子
Q
どのようなことが一番印象に残っていますか。

子どもたちの笑顔が1番印象に残っています。
子どもたちとおりがみを一緒にして、折り鶴を折りました。最後に鶴の羽を私が広げたら、すごい喜んでオークン(日本語で「ありがとう」)とカンボジアの子どもが言ってくれました。鶴を見たあの純粋な笑顔は、とても印象に残っています。

王立プノンペン大学の日本語学科の学生と交流している様子
Q
どのようなことが一番大変に感じましたか。

言語が1番大変に感じました。英語が本当に喋れないので、現地の人との交流がうまくできない時もありました。そのため積極的にジェスチャーをしたり、同じグループの子に通訳をしてもらいました。英語でお話を聞く時は、英語で言っている内容を想像してサポートスタッフの樋口さんの通訳を聞いてメモして、想像と通訳のメモを照らし合わせながら、理解するようにしました。

Q
SDGsインターンシップで一番価値を感じたことは何ですか。

子どもたちとたくさん関わることができたことです。
子どもたちはすごく元気で、私が想像してたカンボジアのマイナスなイメージがくつがえされました。
インターネット社会では、動画などたくさんありますが、それは経験できるものではなくて、現地に行ったからこそできる経験がたくさんあると思います。スポーツや娯楽など、現地の生活も見ないと分からないことがたくさんあると感じました。

サポートスタッフの樋口さんから修了証をもらっている様子
Q
参加前と参加後で変わったことは何ですか。

何事に対してもネガティブだった自分が、物事を前向きに捉えられるようになりました。
カンボジアから帰国して、東京駅でカナダ人のご夫婦が切符の買い方がわからなくて困っていました。今までは英語が喋れないので外国人の方に話しかけることはなかったのですが、帰国して「このままでは、だめだ」と思って、勇気を出してカナダ人のご夫婦に話しかけて切符の買い方を伝えることができました。
カンボジアにいる間に、何事も自分からいかなきゃいけないと思うようになったからだと思います。

Q
この経験をこれからどのように活かしていきたいですか。

自分もやればできるということに気づくことができました。
どんなに周りに就職活動であれ、これからの人生で反対されることがあったとしても、自分に壁を作らず自分から発信して動いて、色んな人と関わっていきたいと思います。
またボランティア団体を立ち上げたいと今思っているので、実行に移していきたいです。

Q
将来どのようになりたいですか。

アスレチックトレーナーの資格をとって、カンボジアのサッカーチームのトレーナーになりたいと思っています。

Q
参加後のソーシャルスタディの印象について、教えてください。

SDGsインターンシップをインスタグラムで知った当初は不安だったのですが、いざ参加してみると手厚いサポートがありました。通訳から色んな悩みの相談まで、すごいと思いました。帰国後もWEBライティング講座、寄付講座などのサポートがあります。

Q
どんな人にSDGsインターンシップがおすすめだと思いますか。

何か変わりたいと思っている人におすすめだと思います。私は英語が本当に話せなくて不安だったのですが、SDGsインターンシップはたくさん言語サポートをしてもらえるので、大丈夫です。まだ行動できていない人、何をしたらいいかわからない人に参加してほしいです。