あなたも私も世界の一員。
あなたに大切な人がいるように、私にも大切な人がたくさんいます。
そして世界中の人はみんな、誰かの大切な人なのです。

家族と食べる朝ごはん、一杯のコーヒー。☕

そんな当たり前の光景が、当たり前じゃないことを知りました。


 みなさん、はじめまして!
 私は、経営学を学ぶ大学2年生です!夏休みにフェアトレードコーヒー×マーケティングのSDGsインターンシップに挑戦し、今この記事を書いています。
 まるで昨日のことかのように鮮明に思い出せるカンボジアでの一週間。
「学生のうちに一生ものの経験をしたい」と考えているみなさん、今こそ動き出すときです!
失敗を恐れないで!心配性の私でも「日本に戻りたくない」と思うほど充実した時間を過ごすことができたのだから。
 この記事を読んで少しでもみなさんの背中を押し、「やってみようかな」を奮い立たせることができれば幸いです!ぜひ最後まで読んでくださいね!☺

1, 「SDGsって結局何?」に答えられなかった私
2, 至福のひとときを手に入れるには ―毎朝のブラックコーヒーが私の楽しみ
3, 肌で感じた人にしかわからないこと
さいごに, 人生は一度きり ―夢を味方に


1, 「SDGsって結局何?」に答えられなかった私

 突然ですがみなさん、「SDGsってなんですか?」
 そうです!端的に言えば、持続可能な開発目標のことです!しかし恥ずかしながら、私はとある入試で「SDGsが掲げるゴールはいくつありますか」という問いが出たにも関わらず、「15」と答えたことがあります。
 あの頃はSDGsというただその単語だけを知っていて、その中身を何一つ知りませんでした。今思えば、自分が地球規模の課題にどれほど無関心だったことか…( ̄― ̄)
 大学でも「持続可能な社会の実現」なんて言葉をよく耳にしますし、SDGsに取り組む企業の分析なんかもします。ですがどこか他人事で、自分とは遠い存在のように感じていました。
 マイバッグも持ち歩いていますし、紙ストローも使っています。それでも私は生活に大きな苦労を感じたことはありません。もちろん些細な悩みはありますが(笑)、生きていくために何かを犠牲にしたこと、明日の食糧を手に入れることに不安を覚えたことなんてないのです。

 さて、そんなある日、何気なくみていたインスタの広告でこのインターンシップを見つけました。「カ、カ、カンボジアでインターンシップ!??!?」


2, 至福のひとときを手に入れるには ―毎朝のブラックコーヒーが私の楽しみ

 毎朝目覚めのコーヒーを飲むのが私の日課。
 朝食のヨーグルトやフルーツとともに好きな音楽をかけてゆったりと流れる朝の時間が私は大好きです。晴れた朝は日を浴びて、雨でちょっぴりブルーな日は本を読んだり手帳を書いたりしながら1日のモチベーションを上げています。
 毎日当然のごとくテーブルの上にある朝食とコーヒー。☕
 私にとっての至福の時間は、実は誰かにとっての「夢の時間」だったのです。

 カンボジアでのインターンシップ先はThree Corner Coffeeさんでした。とても気さくで熱心な代表のジョーンズさんをはじめ、笑顔の素敵な従業員の方々とインタビューなどを通して関わりました。
 彼らは「鮮度・便利さ・高品質」を常に大切にし、一切の妥協無く持続可能なビジネスを確立しようと日々試行錯誤されています。提携農家の方の安定した収入や、カンボジア固有の少数民族の意思尊重など、適正価格での取引「フェアトレード」の背景には彼らの想いがたくさん詰まっていました。
 英語力に自信が無くてもスタッフの方が通訳をしてくださるので安心ですよ!☺

ジョーンズ代表(左) 通訳をするあさみさん(右)
体験をサポートしてくださった従業員の女性

 また、カンボジアでの生活の中でさまざまな場所を訪れます。日本とは違う文化や雰囲気を味わうことができ、毎日が刺激的です!!今回は常に団体行動で安全安心でしたが、実際マーケットやまちの中を歩くと、貧富の差が目に見えます。観光地からいっぽん道をはずれるとそこには自分の生活を維持するために働く人がたくさんいます。小さな子どもでさえ明日のために働いているのです。

 そんな現状を目の当たりにし、私は自分が普段どれほど贅沢な生活をしているのかが痛感させられました。貧困には主に2種類あると言われており、最低限度の生活さえままならない絶対的貧困(1日1.9ドル以下の生活)と国の生活水準より困窮している相対的貧困。
 私たちが普段「金欠~!!今月は遊びに行くのを控えよーっと!」というレベルとはわけが違います。大学に行くことができる若者もいれば、学校にすら通うことが困難な子どもだっている。

私が毎朝のんびりコーヒーを飲む時間もまた、贅沢な時間なのです。
当たり前に感じつつある幸せは、誰かにとってのなのかもしれません。


3, 肌で感じた人にしかわからないこと

 適正価格と対等な関係で貧困を減らしたい、そんな想いが込められたフェアトレード。
 存在を知ってはいても実際に普段購入することってなかなか無いですよね?結局は安い商品を手に取ってしまうのも現実。私一人がフェアトレード商品を買ったところで世界の貧困事情が解決することなんてないだろう、そんな気持ちも実はありました…。

 コーヒーが大好きなのにも関わらず、フェアトレード商品で最も多いものがコーヒーだということを知らなかった私。インターンシップに参加することを決めてから、コーヒーのバリューチェーン(生産から消費者に届くまでの流れ)を調べるようになりました。
 あの美味しいコーヒーはこんなにも多くの過程を通して私たちのもとに届いているんだと思うと、より価値を感じることができます。その上でジョーンズ代表のお話を聞くと、心に響くものが段違いですよ!
 「美味しい」「楽しい」感情を第一に、品質に特化した商品開発を心がけているThree Corner Coffeeさんの想い、今でも鮮やかに心に刻まれています。
 彼らが考えるビジネスの在り方と社会とのかかわりは、今後の世界の発展には必要不可欠です!一部の人だけが得をするようでは、持続可能性は見いだせないでしょう。
 みんなが手を取り合い、互いを尊重する意識が頭の片隅にあるだけでも、SDGs達成への一歩を踏み出せるはずです!

 実際に現地に行って自分の眼で見て、触れて、感じないと得られない感情ってあるんだと改めて感じました。私もまずは大好きなコーヒーを買うとき、フェアトレード商品にしてみようと思います!☕私たちだって無理に今の生活を変える必要はない!!できることから始めればいいのです。

フェアトレード商品の必要性を語るジョーンズ代表
豆の選別を行う従業員の方々

さいごに, 人生は一度きり ―夢を味方に

 ここまで読んでくださったみなさん、本当にありがとうございます!
この記事を通して私が一番伝えたかったことは、現地に行った人にしかわからないことがあるということです!!
 SDGsは何のために達成するのか、達成した先にある人々の幸せって一体何なのか。リアルな世界に飛び込んだからこそ学ぶことができた、一生ものの経験となりました。

 情報が溢れる世の中、インターネットや人伝えで知った情報は時には役立ち、時には「?」の種になります。迷っているならとりあえず行動に移す!これが自分を強くするすべてだと私は思っています!
 人に流されやすい、自分に自信がない、私もそうでした。ですが今はちょっぴり自分の芯ができたような気がします。それと同時に人生のベクトルも考えるようになりました。

 「夢」っていい言葉ですよね。私はこの言葉が大好きです。

  将来何になりたいとかそういうのはまだ決まっていません。でも確実に言えることは、人生妥協したくないということです!!自分の進む道は自分で決める。
 大学を4年で卒業し、新卒で一般企業に入社するのも良し。やりたいことがあるなら思い切って自分が思う枠の外に飛び出してみるも良し。
  結局は「自分で決めた」という事実こそが、どんなに心折れそうなときにも前を向ける力になります!!
 これからも私は私らしく、自分が思い描く夢に向かってただ進むだけです!叶わない夢なんてないです!夢を追ったその先にはきっと輝く未来が待っています。

  みなさんも自分がわくわくする方へと踏み出してみてください!人生は一度きり
  チャンスは自分から掴みにいってください!夢はあなたの味方です。☺