「教育学部の私の将来の選択肢が広がった」と話す金沢大学 人間社会学域 学校教育学類の3年生の四方海羽さん。(参加当時)
四方海羽さんは、2023年3月に開催した「【教育×パンフレット制作】カンボジア渡航型SDGsインターンシップ」に参加しました。
- Q参加する前どういう課題や悩みを抱えていましたか。
人生で1番悩んだのが、大学生活の1年生から3年生の期間でした。
日中は必須科目などの授業を受けて、夜にはバスケの部活をしていました。生活バランスをうまくとることができなくて、バイトに行けなかったり、友達と遊ぶ時間もあまりありませんでした。また、教務員試験を受けて教師になるという道が、みんなと同じように自分もそうしなきゃいけないという重荷になってしまって、悩んでいました。
教育系の学部だとインターンシップの話は少なく、また民間のインターンシップに参加することも当時は発想があまりありませんでした。
- Qなぜ参加しようと思いましたか。
部活をやめたことが1つの大きなきっかけでした。小学2年生の頃からバスケをしていましたが、大学3年生の冬にやめてしまいました。そのため、ちょうど大学3年生の春に特にすることがないなと思っていた頃、ソーシャルスタディのInstagramをたまたま見て、SDGsインターンシップに参加しようと決意しました。
今までずっとしてきたバスケを辞めて自分の武器と言えるものがなく、予定も空いていたので、自分の武器を作ろうと思い参加しました。
- QSDGsインターンシップで一番価値を感じたことは何ですか。
人との出会いだと思います。
メンバーやサポートスタッフの方々、インターンシップ先の方々の存在は、とても私にとって大きかったです。出会ったことのない面白い人たちに出会うことができたと思います。
現地では、就職活動について悩んでいて、サポートスタッフの樋口さんと将来について現地で相談させてもらいました。
樋口さんのように起業したり、大学の学部の枠を超えて、色んなことをしている人が周りにはいなかったので、樋口さんの考え方や経歴が、私にとってはとても新鮮でした。
自分と似た考え方をしている人が社会で活躍しているので、自分も周りとは違っても自分のやりたいことができるんじゃないかと自信を持つことができました。
- Q参加前と参加後で変わったことは何ですか。
たくさんありますが、1番はチャレンジする心ができたことです。
新しいバイトをしたり、社会人のバスケチームに加入してみたり、海外旅行にも行けるようになりました。
SDGsインターンシップが、自分にとっていい経験となり、いい意味で考えすぎないようになりました。これまでは、チャレンジして失敗したらどうしようかと悩んで、マイナス思考になっていました。実は、SDGsインターンシップに参加する前も、生活面の不安や思い通りの成果を挙げられなかったら、どうしようと悩んでいました。でも、カンボジアに行くと、「楽しい!」「充実してる!」と感じて、目の前のことに夢中になれました。
- QSDGsインターンシップ参加後、どのように就職活動で活かすことができましたか。
4月中旬頃から、就職活動をはじめました。大体の就職活動の選考で「インターンシップの経験」や「挑戦したこと」について聞かれました。その時には、カンボジアでインターンシップに参加したとSDGsインターンシップの経験を話すと、毎回面接官の人に驚かれて、好印象につなげることができました。そして、無事第一志望の会社でも、内定を頂くことができました。
- Q今後参加する人にメッセージをお願いします。
自分と違うものは受け入れ難いというような考えは捨てて、色んなことを受け入れられるピュアな心を持つとさらに面白くなると思います。
最初は最優秀賞になりたいという競争心があったのですが、途中から競争心ばかりにとらわれるともったいないなと思いました。色んな子がSDGsインターンシップに参加していて、他のグループの子もいい子で、他のグループの子からも学べることが多く、自分の成長を加速させることができたと思います。