ソーシャルマッチ株式会社が展開するソーシャルスタディとライトハウス・キャリアエンカレッジ株式会社様と合同で日本各地の大学生・高校生とカンボジア人大学生を対象にカンボジアSDGs研修を実施いたしました。

日本からは、カリタス女子学園中学高等学校、駒澤大学、相模女子大学、摂南大学、大東文化大学、千葉商科大学、同志社大学、武蔵野大学の大学生・高校生が参加しました。
※学校名の表記は、五十音順。

カンボジアからは、王立プノンペン大学、王立法律経済大学、カンボジアメコン大学の日本語を学ぶカンボジア人学生が参加しました。

カンボジアSDGs研修について

カンボジアSDGs研修

日本各地から参加した大学生・高校生とカンボジア人大学生は、SDGsセミナーを受講後にカンボジアの社会問題に取り組むカンボジア人や日本人の社会起業家から、カンボジアの社会問題やその取り組み事例について学びました。

そして自主活動の4日間で各グループに分かれて、日本やカンボジアの社会問題を調査し社会問題解決の取り組みとしてグループでできること、個人でできることを考え、最終日の7日目にプレゼンテーションを行いました。

カンボジアの社会問題に取り組む社会起業家の方々

カンボジア人社会起業家チャンタ氏
カンボジアで教育を受けれていないことで仕事に就くことが難しい人々を積極的に雇用し、銃弾ジュエリーを製造・販売しています。チャンタ氏のお父様は、1970年から1993年まで続いた内戦で亡くなられており、平和継承を目的にジュエリーは、銃弾を使用して全て手作りで作られています。

BAMBOO SUZUKI 代表 鈴木美希氏
3年前にNPO法人のファンドレイザーとして難民への資金調達に励む中、国際協力や途上国への支援をより身近に感じれるようにしたいと思い、エシカルブランド”BAMBOO SUZUKI”を立ち上げられました。”BAMBOO SUZUKI”では、カンボジアのコンポンチャム州の職人が作る竹製インテリアや生活雑貨を日本で販売されています。

日本人学生の声

今回の研修を経て、色々な興味関心、将来の計画を持つカンボジア人学生さんたちや、カンボジア人や日本人の社会起業家の方々とお話しできて、やはり自分は世界の教育問題の解決に向けた仕事をしたいと改めて強く思いました。

その形態に関して、これまで国際問題への取り組みは国際組織やNGO、NPOのみが行うと思っていましたが、「社会起業家」という形で、利益を生みつつ問題と向き合う仕事もあると知ることができたのが、自分にとってとても大きな収穫です。選択肢が広がりました。今回のプログラムに参加して、本当によかったです。(大学2年生・女性)

カンボジア人学生の声

社会問題への解決策を実行するのはなかなか難しいし、時間がかかると思いますが、研修を通して社会問題に対する知識や考え方が深まり、少しでも行動に移したいと思うようになりました。

また日本語力はまだ苦手ですが、この研修を通してこれから日本語を学ぶモチベーションになりました。また機会があれば、もっと日本語を使って発言したいと思っています。(大学3年生・男性)

ソーシャルスタディのスタッフよりメッセージ

今回のカンボジアSDGs研修では、社会起業家に焦点をあて社会問題やその取り組み事例を日本人学生とカンボジア人学生が学びました。

日本人学生とカンボジア人学生が、一つのチームとなってオンラインでのコミュニケーションにそれぞれ工夫しながら、最終日には「社会問題学習だけでなく日本やカンボジアにたくさん友達ができた」など、参加者からコメントをいただきました。

世界にはまだまだたくさんの社会問題があふれているからこそ、学生が社会問題について学び、それに取り組めるようなSDGs教育プログラム「ソーシャルスタディ」を提供していきたいと思います。