2021年11月リハビリテーション専門職を目指す大阪保健医療大学の学生とカンボジアの知的障がい者を支援する社会的企業、そして日本の中途障がい者を支援する工房羅針盤の合同オンラインスタディツアーを実施いたしました。本プログラムには、日本より大阪保健医療大学学生3名、教職員2名、工房羅針盤職員1名、カンボジアの社会的企業より代表のセファン氏、施設利用者であるコンポイ氏が参加されました。

カンボジアの知的障がい者支援を行う社会的企業

社会起業家

カンボジアには18歳以上の障がい者を支援する団体が少ないため、幼少期に支援を受けても大人になってから家族のもとに戻ってから、適切なサポートがなく放置されてしまう障がいがある方々が多くいらっしゃいます。そのため、18歳以上の知的障がい者の方々の自立を目的に、共同生活を行いながらの生活指導や自社工房でジャムを生産するなど職業訓練も行っています。

オンラインスタディツアー

(カンボジアの社会的企業代表セファン氏からのコメント)
私たちのストーリーや活動についてお話することができ、とてもうれしいです。
今回のプログラムを通じて、日本の障がい者を支援する団体の活動について学ぶことができました。これからも、世界の障がいを持つ人々が活躍できるように、私たちの知識や経験、そして思いをたくさん皆さんと共有できると嬉しいです。
いつか皆さんとカンボジアでお会いできることを楽しみにしています。

日本の中途障がい者を支援する”工房羅針盤

工房羅針盤

病気や事故により人生の半ばで障がいを負った方々を「中途障がい者」と呼びます。工房羅針盤では中途障がい者の方々が、布ぞうりや木工などの内職、またドーナツ作りの活動をされています。大阪保健医療大学では、このドーナツをカンボジアの障がいを持つ方々に届けたことがあります。工房羅針盤では、このような活動を通じて、中途障がい者の方々の生きがいづくりと社会参加を目指しています。

オンラインスタディツアー

(工房羅針盤職員のコメント)
海の向こうでも同じように頑張っておられる方のことを知って、パワーが湧きました。パイナップルをたくさん切っている様子を見て、日本にはないカンボジアの地域の特性に応じた商品を作っていらっしゃる印象でした。ぜひ現地へ出向き、みなさんにお会いしたいと思います。

オンラインスタディツアーについて

カンボジアオンラインスタディツアー

前回のオンラインスタディツアーでは、現地スタッフのソムナンさんからカンボジアの知的障がい者の支援活動や、施設利用者のコンポイさんから活動内容などについてお伺いしました。
(前回の詳細はこちら)
https://socialstudy.world/onlinestudytour0626/

今回のオンラインスタディツアーでは、障がい者の方々の就労をテーマにカンボジアの社会的企業と工房羅針盤の活動の様子を動画で撮影し、オンラインで紹介し合い、それぞれの活動内容について報告しました。
大阪保健医療大学の学生や工房羅針盤の職員の方々からは、セファン氏に「障がいが重く職業訓練に参加できない方々の支援方法」など、カンボジアの障がい者の就労状況について幅広く質問されました。
また、カンボジアの社会的企業の代表のセファン氏からも工房羅針盤の職員の方に「支援対象者の仕事内容の決定方法」など、主に工房羅針盤の活動状況について、質問をされていました。

プログラム満足度10点満点中9.50点
リハビリテーション専門職として患者さんを笑顔にできるようになりたい」

カンボジアオンラインスタディツアー

(大阪保健医療大学学生からのコメント)
カンボジアの社会的企業や工房羅針盤で活動する方々の笑顔がとても印象的でした。それぞれの施設利用者が生きがいを感じて、働いていることが伝わりました。これからリハビリテーション専門職として、患者さんと接する中で患者さんを笑顔にできるようになりたいと思いました。これからも人の役に立てるようなことを自分で探していけたらと思います。

引き続きソーシャルスタディでは、途上国の社会問題を様々な視点から学べるようなプログラムを提供し、社会問題解決に取り組んでいきたいと思います。